大手派遣会社に就職はやめとけ
派遣をやって感じたことを簡単にまとめる。
自分が勤めていたのはかなり有名な大手派遣会社。
おーじんじのところ。
大手派遣会社にはそれなりにメリットがある。
- 大手企業に比較的簡単に就業でき、そのノウハウを学ぶことができる
- 契約終了になったとしても次の案件が多く、待機期間がほぼない
こんなところか。
それに対してデメリットが大きすぎる。
- 給料が上がらない
- 求人情報に書いてある情報はほぼ嘘
- 内勤の派閥争いに振り回される
給料について
本来、給料が上がるのはそれなりに結果を出し、上司などに認められるもしくは査定等を通ることで上がると思う。
それに対して派遣社員は契約更新時に、担当営業が指揮命令者に交渉し請求単価が上がり、それが給料に反映される。
いくら結果を出したところで、営業が交渉しなければ請求単価は上がらず給料も上がらない。
営業が交渉をするにはそれなりの武器がいる。
それが自分が現場で出した成果になるはずだが、営業は現場にいないので、それを営業と協力して調整をしなければならない。
営業は自分の成績を優先する。
営業は15人以上派遣社員の担当を持っており、時間は有限なので、結果の出る可能性の高い派遣社員を優先する。
そうなると、技術の話に疎い営業ではぱっと見わかりやすい仕事の人が優先され、技術的に説明が難しい職種だと請求単価交渉が後回しになり、給料が上がらない。
自分の頑張りでは給料が上がらず、他人に自分の生活力をゆだねることになる。
そういった点から、給料はあきらめる必要がある。
自分はお金は欲しいが、就業先への直接雇用をちらつかせられていたので頑張れた。
まぁ契約終了になってしまったので、そのまま派遣会社も退職した。
求人情報について
リクナビにはこうある。
【年収例】
709万円/入社10年
603万円/入社5年
360万円/入社1年
それに対して自分の実績は
300万円/入社7年
入社時に提示された年収は320万くらいだったが、入社時には280万ほどまで減っていた。
嘘もいいとこだ。
また、元技術者のカウンセラーが技術的にサポートと書いてあるが、それもない。
事業所に1人カウンセラーという肩書の人間はいるが、事業所には設計やSEなど様々な職種の派遣社員がいるため、すべての職種の対応などできるわけがない。
自分はカウンセラーにこう言われた。
「君の仕事は何やってるかわからないから、評価できないから最低にしとくね」
しねばいいのに
派閥争いについて
事業所の上にブロックがあり、その上に本部という組織体系になっていた。
基本的に本部長は2年ごとに変わり、リクルートかどこかからキャリアをつけるためだけに出向してくる。
そのたびに大きな方針を出すのだが、到底2年で達成できるものではないので何もかも中途半端のまま次の大きな方針が出てくる。
営業は上に取り入るために、現場を無理やり動かして結果を出そうとし、結果が出ても営業の手柄になり現場は負担だけが増えていく。
就業先の仕事をしながら、派遣元の何の価値もない仕事に振り回されるのは到底納得できるものではない。
また、自分の辞めた大きな理由の一つが営業成績の取り合いだ。
詳しくはこれ
そんなこんなで、それなりの覚悟とビジョンを持っているならば派遣という選択肢もありなのかもしれないが、自分はもういやだ。